磯淵猛ブログ
インド紅茶紀行・・・最終
インド紅茶紀行・・最終 ジュンパナ茶園・茶園でランチ ~~~~~~~ 昨夜、二日間の広島から帰ってきました。 広島の皆さん~、温かい言葉沢山いただき有難うございました! ~~~~~~ 今回のインド、アッサム~ダージリンツアーの写真報告も今回で 終了です。 ツアーに参加くださった方々、サンデーティータイムにもお越し頂き、 有難うございました。。また、紅茶の旅ご一緒しましょう~ 最終はダージリンのジュンパナ茶園です。沢山ある茶園の中で 私が唯一、十数年間づっと見つめてきた茶園です。それは茶園ではなく、 工場長のムドガルさん、茶摘さんたち、工場で働く人たち、 そして、オーナーのシャンティヌさんです。 今回、シャンティヌさんがホテルのディナーに来てくれて、みんなに 言った言葉が印象的でした。 世界一の品質を作り出せているのは、私でなく働いているスタッフの おかげです。私はデリーに住んでいますが、1st、2nd,オータムナル の紅茶のときは1ヶ月、時には3ヶ月、工場に泊り込みます。。 寒く、初夏にはムカデやさそり、害虫もでたり、TVも娯楽もなく 紅茶と向き合って過ごします。 でも、みんなと一緒です! 茶葉は自然が作り出しますが、味と香りと水色は人の力です。 今年は北アメリカの品評会でセカンドフラッシュが世界一になりました。 ジュンパナのみんなの笑顔がこの賞の証です。。 スターティングオータムナルの鑑定。 その後は工場でのティータイム グームティーのバンガロウーに戻ると、手作りのカレーランチが 待っていました。。 腹ペコー、おいしい!...
インド紅茶紀行・・・No.8 ダージリンの街
インド紅茶紀行・・No.8 ダージリンの街 ~~~~~ 今日から広島に出張です(キリン午後の紅茶セミナー) インドツアーも後半になって、いよいよダージリンに 入ってきました。 ダージリンにはもう十数回来たことがあり、今回のツアーにも 2度目、3度目の方もいたのですが、ヒマラヤの高峰 カンチェンジェンガがこれほどくっきりと美しく見えたのは 初めてでした。。。 インド人のカマルさんも数十回来ている中でベストワンと 称賛していました。。 これです! 夕方近く、ダージリンの町を散策・・。 やはりいつも賑わっています。とくに今回はお祭りと 重なって、街はさらに活気を帯びていました。 夕方は気温が低く、日本の11月初旬くらいです。 ホテルはメイフェアー、ダージリンの高級ホテルです・・。
インド紅茶紀行・・No.7 チャイ屋さんとお客
インド紅茶紀行・・・No.7 チャイ屋さんとお客さん ~~~~~ 今日は火曜日で「紅茶食品研究科 Z-クラス」でした。 インドのシンポー族の紅茶の話、フードペアリングと セミナーの進め方・・・。 インドの写真を沢山見ていただき、やはりチャイ屋さんの 光景が関心も的です! 沢山のチャイ屋さんを回りました・・。チャイを作るところ 楽しんでいるお客さんたち・・。 インドらしく、インドです! どの人たちも笑い顔、楽しそう、おいしそうです。 こんな小さなチャイで幸せになれるのが羨ましいような・・・。 「飲んでいけば~」 「おごるよ~」 安いので、誰でもいつでも気軽に、どこでも・・。 土で出来た器はまた土にかえります・・・。
インド紅茶紀行・・No.6 アッサムCTC紅茶
インド紅茶紀行・・No.6 アッサムCTC紅茶 アッサムは紅茶の生産量がインドインド全体の70パーセント 以上を占め、年間72万トンを超えています。その紅茶は 90パーセント以上かCTC加工茶です。CTCは茶葉を 顆粒状に整形して、早く、渋みが少なく、おいしく抽出 するように製茶された未来的な紅茶の形状です。 現状ではインドでの国内消費が生産量の80パーセント以上 なので、このCTC茶もほとんどがチャイとして使われています。 CTCの工場です。 生葉を萎凋したらすぐに大型のローターバンに入れて、 その後はCTC加工機に送り、後は自動的に出来上がります。 スリランカのBOPやダージリンのようなリーフタイプでは 茎や軸をクリーニングして取り除くのですが、CTCは 一緒に製茶して紅茶になるので歩留まりがよく、大量に 消費する国や、チャイのようにミルクと一緒に作る紅茶には 適しています。 紅茶消費の拡大に伴い、マーケットの紅茶の嗜好を考えると 渋みが少なくて飲みやすく、価格的にも安価が期待できる 大量生産可能なCTC茶は魅力的な紅茶だと思います。
インド紅茶紀行・・・No.5 シンポー族4代目族長
インド紅茶紀行・・・No.5 シンポー族 4代目族長 「明日はサンデーティータイム」 ~~~~~~~~~~~~~~~ 紅茶を授けた民族、その族長ビーサガムの4代目といよいよ 面談です。 その前にエコロッジでお別れのダンスセレモニーがありました。 アッサムの強い日差しの中、民族衣装の若者たちが踊り、 いつの間にかわれわれも盆踊りのような気分で仲間入り、、。 汗だくになりながら笑い、手を握り、肩を抱き、、、。 別れを惜しみます・・・・。 そして、車で1時間半ほど、、。ビーサガムの4代目族長の住む 村に入り、お会いしました。。 まずは紅茶を頂き、中国のちまきのような蒸したお菓子、それから 素朴なドーナツのような揚げたお菓子・・。 何杯も紅茶を飲みながら、時間は過ぎていきます。 アッサムに現在住んでいるシンポー族は現在5万人ほど、、。 彼らの茶が、今は世界120各国以上の国々に行き渡っているのです。 さようなら~、また、いつの日かお会いしたいです。
インド紅茶紀行・・・No.4
インド紅茶紀行・・・No.4 シンポー族「紅茶を授けた民族」 われわれ一行を数十人で迎えてくれたシンポー族のみなさん、 食事、踊り、お茶作り、茶摘、織物、、、。 場所は違ってもみんな故郷のことを思い出し、帰郷したかのような 居心地の良さを味わいました。 これはシンポー族の紅茶(?)と言っていましたが、摘んだ茶葉を そのまま大鍋に入れて20分殺青します。そのあと乾燥させるだけ・・。 中国の釜入り緑茶のようですが、彼らは「シンポー紅茶」と言っていました。 こうして各家庭に織機があり、糸はマーケットで買ってくるとの ことですが、糸繰り、整形、織りを自分たちでやります。 食事の用意、、。メインはかまどです。 どれもおいしい~~。 5時間もかけて作ってくれた食事です。
インド紅茶紀行・・・No.3 シンポー族の村
インド紅茶紀行・・・No.3 シンポー族の村 ~~~~~~~~ 1823年、スコットランド人のロバートブルース少佐に お茶の木があることを伝え、1825年には弟のC.Aブルース に種や苗木を渡したシンポー族の族長ビーサガムの村です。 「紅茶を授けた民族」として現在はインド政府から保護され、 約5万人の民族が暮らしています。 マルガリータはディブルガルから車で3時間余り行ったところです。 エコロッジ(シンポー族の宿泊施設)に到着して歓迎を受けました。 みなさん民族衣装を着て、これからお茶、料理、踊り、 そしてシンポー族の伝統的なお茶の作り方を見せてくれます。
インド紅茶紀行・・・No.2 ディブルガルの朝
インド紅茶紀行・・・No.2 ディブルガルの朝(チャイ屋さん) ~~~~~~ ディブルガルの夜明けは5時半頃から明るくなります。 6時頃街に出るとチャイ屋さんの周りにはもうお客さんが・・。 紅茶とミルクの香りが漂っていて、夜の雑多な臭いとは違って やさしい香りです。 気温も25,6度C・・・、空は抜けるように青く、朝日の中で 昨日の汚れを竹ぼうきできれいに掃いています。 チャイ屋のおじさん、忙しそうですがカメラを向けると 照れながらにっこり! 周りの人がはやし立てたりします。屋根の上にいつも来るという 猿がいて、ときどきクッキーのかけらを放り投げて楽しんでいます。 (みんなの目線が上向きなのは猿を見ている・・) ディブルガルのホテルに2泊したので、毎朝このチャイ屋さんに 通いました。2日目はみんなから手を上げてくれたり、 「オー、ジャパニーズ」とか、 クッキーをくれたり、撮った写真を皆で見て笑ったり・・。 もし、ここに住んだら私も毎日入り浸りたくなります。。 2日間とも同じ時間に揃ってきた3人の女性、、。 仲良し3人で、朝のモーニングティーです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ: 磯淵の紅茶教室「初級コース・全4回」 が10月28日(火曜日)からスタートします。 お問い合わせお申し込みは・・: (株)ティーイソブチカンパニー 0466-24-4649
インド紅茶紀行・・No.1
インド紅茶紀行・・No.1 昨日インドから全員無事に帰国しました。 アッサムのディブルガルからマルガリータ、そして ダージリンへの長い旅でした。 それぞれに感動や刺激、人々の優しさや思いやり、 おいしさに沢山触れたたびでした。 これはアッサムのディブルガル名物の川魚(こんなに大きい魚)で つくるマスタード焼き魚です(フィッシュパトリ)パトリとは 葉っぱという意味です。 こんなにたっぷりのマスタードに包まれているのですが、辛くないのです! 到着して、まず街のレストランでこれを食べました。。(ビールもおいしい) 街のチャイ屋さんです。夕方6時ごろです。賑わっていて、田舎町なので とても笑顔でみんな親切です。 チャイを作るところを撮影していると、いいポーズを取ってくれ、 カメラ目線もちゃんと送ってくれます。 ディブルガルの昼間の気温は34度C,夕方は涼しくなって28度C くらいです。バザールはとても多くの人たちで混んでいます。 大人、子供、年配者、犬や牛も一緒に居てよけいに混雑、賑わうのです。 アッサム初日の暑い夜にわれわれ一向は酔い、飲まれていました。。。 明朝は、いよいよマルガリータのシンポー族村に向かいます・・・。
インド紅茶紀行 本日最終日です!
インド紅茶紀行もいよいよ最終日となりました。 本日は、飛行機の出発までデリー市内を観光、バザール散策を予定しています。 旅の初日、これから始まる9日間を思うと、わくわくする気持ちで一杯だったかと思います。 インドの茶園はどんなところなんだろう? 現地で飲む紅茶の味は? 現地の人たちの生活は? 街の雰囲気は?・・・ きっとたくさんの驚きと感動に出会えたのではないでしょうか。 そしてこの旅で感じた思いは、これから紅茶を飲む度に思い出されるかと思います。 今回参加された皆さまが、この旅を通じて、「今まで以上に紅茶が好きになった!」と思っていただければうれしいです。 今年企画しているツアーはこれが最後です。 次は来年の4月にイギリス、7月にスリランカを予定しております。 その頃までに磯淵がスマートフォンを使いこなせていればよいのですが・・・ これから特訓が必要なようですね。 現地からのリアルタイムの声を皆さまに届けられるよう、がんばってもらいたいと思います! ダージリンのランチの紅茶です。 ディンブラ 田高 (本日、初めてのブログ担当です!)
ダージリンへ
ツアーの皆様は、体調を崩させる方もなく 昨晩、無事にダージリンに到着されたそうです。 一夜明け、今日はいよいよジュンパナ茶園へ向かいます。 車では途中までしか行かれない為 その先は山道を歩いて茶園を目指します。 写真でしか見たことはないですが、急な斜面に広がる茶園の景色、 茶摘体験、摘みたての紅茶の香り・・・ 想像したらダージリンが飲みたくなりました。 今頃摘まれるオータムナル(秋摘み)が日本に届くのはまだ先ですが セカンドフラッシュを飲みながら、楽しみに待ちたいと思います。 今日はこのままダージリンに宿泊し 明日、約一日かけてデリーへ戻ります。 土曜に市内観光後、帰国となるのですが 到着予定の日曜日、日本はまた台風の予報・・ 皆さまが無事に成田に到着でき 旅を終える事が出来ますように・・・
インドツアー5日目
コルカタからダージリンへ インドツアーも5日目に入り 今朝、磯淵よりコルカタからダージリンに向かうとの 連絡が入りました。 茶園を見学したり、賑やかなバザールを 散策したり、本場のチャイを飲んだりと ツアーにご参加の方からも楽しい様子が届いています。 日本各地から集まった参加者の方々も 少しずつ親睦を深められ、和やかムードのようです。 自由時間の少ない分、お互いを理解できるのも 紅茶をテーマにしたこの旅ならでは♪ ヒマラヤの主峰、カンチェンジュンガを望む 険しいダージリンへの道のりは、少人数に分かれて ジープで向かいます。 現地の様子、またお伝えいたします!
お客様へのお知らせ
いつも紅茶専門店ディンブラをご愛顧下さいまして誠に有難うございます。
父、磯淵猛が2019年2月に永眠し月日が流れましたが、お客様からのお問い合わせが多数ございますので、改めてお知らせをさせて頂きます。
父が創業しました「ティー・イソブチカンパニー」と弊店「紅茶専門店ディンブラ」は、事業主が別々となり、一切の関係がございません。
紅茶専門店ディンブラは、父の遺志を受け継ぎ独自に紅茶を輸入販売しております。
又、「イソブチ」の名前が独り歩きしており、紅茶に関わる製品が乱立していることに大変困惑しております。
類似品が多く出回っているようですのでご注意くださいますよう合わせてお知らせをさせて頂きます。
敬具