インド紅茶紀行・・No.6
アッサムCTC紅茶
アッサムは紅茶の生産量がインドインド全体の70パーセント
以上を占め、年間72万トンを超えています。その紅茶は
90パーセント以上かCTC加工茶です。CTCは茶葉を
顆粒状に整形して、早く、渋みが少なく、おいしく抽出
するように製茶された未来的な紅茶の形状です。
現状ではインドでの国内消費が生産量の80パーセント以上
なので、このCTC茶もほとんどがチャイとして使われています。
CTCの工場です。
生葉を萎凋したらすぐに大型のローターバンに入れて、
その後はCTC加工機に送り、後は自動的に出来上がります。
スリランカのBOPやダージリンのようなリーフタイプでは
茎や軸をクリーニングして取り除くのですが、CTCは
一緒に製茶して紅茶になるので歩留まりがよく、大量に
消費する国や、チャイのようにミルクと一緒に作る紅茶には
適しています。
紅茶消費の拡大に伴い、マーケットの紅茶の嗜好を考えると
渋みが少なくて飲みやすく、価格的にも安価が期待できる
大量生産可能なCTC茶は魅力的な紅茶だと思います。