紅茶専門店ディンブラ2023年スリランカの旅、今回はキャンディ(KANDY)の紅茶工場へ行って来たお話です。
紅茶製造で味の決め手となる最も大切な工程を学びました。
そして、紅茶工場マネージャーさんのバンガローでのイレブンジスティーと昼食の様子になります。
少しの間お付き合いください^^
紅茶工場へ行く前にイレブンジスティー
まずは、キャンディのバンガローで紅茶工場(畑)へ行く前のティータイムです。
生まれて初めての「イレブンジスティー」です。
イレブンジスティーとは、昼食前の午前中に気分をリフレッシュさせるためのティータイムです。(小腹がすいた時にいただくティータイム)
カタカナで表示するとしっくりこないですが、午前11時頃のティータイムのことです。軽く短い時間でいただきます。
朝食をいただいたばかりなので、お腹に入るかどうか少し心配でしたが、とても美味しく夢中になって頂いてしまいました。
キャンディでのイレブンジスティーは、塩気の効いたレタスのシンプルなサンドウィッチと、フレッシュで青々としたセイロンティーの味がたまらなく美味しかったのです。
(レタスとチーズのサンドウィッチ)
これが、紅茶の世界でよく使われている「ペアリング」という言葉なのだろうと思いながらいただきました。フードと紅茶の相性がとても良いです。
う~ん!美味しい!
感動していると「タイカサン、そろそろ紅茶畑へ出発するから車に乗って下さい。」と、遠くからマネージャーさんの声が聞こえました。
紅茶製造で最も重要なのは発酵
キャンディの紅茶工場では、発酵について詳しく教えて頂きました。
上の写真は、萎凋の後のローリング(茶葉を揉む)工程です。
柔らかくなった紅茶の葉をマシーンにかけてローリングしていきます。
30分くらい機械にかけていきます。
ローリング前と後の茶葉の様子です。
色も形も変化しています。
茶葉はよれてコンパクトになりました。
この後、機械でほぐしてふるいにかけていきます。
最も重要だと教えて頂いた発酵作業の様子です。
キャンディの工場では、 床の上に10cmくらいの高さに均一に広げていきます。
「 タイカサン、発酵で紅茶の味が決まります。
発酵を止めるタイミングがとても重要な工程です。
発酵で紅茶の旨味やフルーティーな香りが出ます。
よく見てください。表面が赤い色に変化して紅茶らしくなってきていますよ。」
発酵の温度と湿度は最も重要です。
表面と中の温度は違います。
私が紅茶の表面を見つめていると、工場長さんが発酵している紅茶に手を入れて温度を確認してごらんと仰るので、遠慮なく茶葉の中へ手を入れて温度を確認してみました。
「うわ~温かい。お風呂よりはぬるい感じです。」
その日の天気の状況で発酵を止めるタイミングを決めるそうです。
茶園の紅茶の味が決まるので、とても重要な工程になります。
この時点で、紅茶からフルーティーな甘い香りがしてきました。
工場で勉強の後は、茶葉のテイスティングです。
こちらの工場の茶葉は、グレードが違ってもどれも甘い香りがしました。
例えて伝えると、グレードの違いで甘さの違いは蜂蜜の種類が違うという感じです。
あ~、言葉のボキャブラリーが少なく反省です!
紅茶工場のバンガローで美味しい昼食
バンガローに到着すると、フレッシュジュースを作ってくださいました。
マンゴーとライムのジュースは、暑さで疲労した体をリフレッシュしてくれます。
美味しすぎる!
マネージャーさんのバンガローのダイニングに入ると、テーブルの上いっぱいのご馳走が並んでいます。
美味しいものを目の前にすると、ニコニコしている私たち(^^;
ランチメニューは、
カラフルな野菜を使ったサラダや、スパイスでソテーされたフィッシュ、チキンです。キャンディのバンガローでも「ノーチリ」でした。
私たちがスパイシーでヒーヒーするほどの辛さに弱いことが伝わっていました。
ノーチリなので、とても食べやすく美味しくいただきました!
スリランカでは、子供が食べるレベルの辛さだそうです(笑)
このデザートが抜群の美味しさです。おかわりしちゃいました!
ひと言でいうとヨーグルトゼリーのような感じです。
スリランカではなんていう名前のデザートなのかな?
スパイス味の後に食べると、口の中が落ち着くデザートでした。
ごちそうさまでした!
まとめ
もともと、発酵の時間の長さで味や香りが変わることは知っていましたが、今回実際に手で触って発酵中の温度を確かめられたこと、そして毎日とれる茶葉の状態によって発酵時間を一分一秒変化させて手間をかけて製作している人たちの熱意に感動しました。
キャンディでお世話になったスリランカの皆さん、ありがとうございました!
1件のコメント
スリランカ遠征紀行、イレブンジズと茶葉工場ですね。
イレブンジズってモーニングティーってことですかね。世界中に同じような食文化があるのかしら。早起きで朝食は軽く済ませて昼食前に小腹が空いた時間、軽く紅茶とシンプルサンドで気持ちもお腹も癒されるわけですね。日本には日本茶で午前茶とおにぎりの組み合わせ〜無いか。
Dimbula 江ノ島の開店時間にイレブンジズをいただきに伺わないと….組み合わせはワッフルだと重いし、新メニュー考案ください。イレブンジズ❣️
紅茶の発酵過程での香りが写真からも漂ってきそうですね。嗅ぐ力がないと区別もできないでしょうね。奥が深い世界なんですね、感心します。
美味しそうなお食事、デザートの数々、それらが映える食器、ティーポット、ティーカップが素敵です。なにより皆さんのお人柄が伝わってきます。スリランカ紀行まだまだ続けてください。ああ旅に出かけたくなりました。