ディンブラの宝物!
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この銅のやかんがディンブラの宝物です!
もう15年以上使っているものです。内側も外側も何度も
磨きこんで外側の打ち出しの跡はすり減っています。
蓋のつまみも何度も交換、取っ手の木のところは焦げてぼろぼろ、
取っ手を支えている金具もナットがすり減ってぐらぐらでした。
お湯をポットに注ぐ時にぐらぐらすると危険なので、私が何度も
金づちでたたいて補修していたのです。
「もう捨てたら・・」
この数年私が何度も言ったことです。
でも捨てられませんでした。なぜかと言えばこのやかんが
一番ジャンピングが起こるお湯を沸かすことができるのです。
カウンターで紅茶を淹れるスタッフは廃棄することを
頑なに拒み続けてきました。
しかしついに、穴が開いて3か月ほど前から水漏れ、、。
さすがにみんな諦めようと、、それでも未練がましく使っていたのです。
ところが、店長の住谷のお父さんは金属加工の技術者だったのです。
彼女は田舎にこれを送り修理を頼みました。
先週、見事に修繕されたやかんが戻って来たのですが、
なんと、彼女はこれを駄目だし、!
取っ手のところの金具がまだぐらついていたのです。。。
「これぐらいいいよ~」
「駄目です! もっとちゃんと直せるはず」
そして、また送り返したのです。。
今朝、再度、修復を終えてやかんが戻ってきました。。。
取っ手の木の部分は、お父さんの庭にあった「山茶花」(さざんか)
の木だそうです。焼き込んで磨いてつるつる。新品より手触りがいい!
山茶花はツバキ科です。。(紅茶もツバキ科)
みんなで古いやかんを撫でまわしています。
新品を下ろした時より嬉しそうです!
これでお客様に新茶をすべてジャンピングさせ、おいしくお出し
出来るのです。
おとうさん、 「有難うございました!」
このやかんはディンブラのみんなの宝物です!