お久しぶりです!
2023年紅茶専門店ディンブラ スリランカの紅茶園巡りの旅、今回は世界三大銘茶の1つウバ(UVA)地方を訪問しました。
ウバでも茶園のバンガローに宿泊させて頂きました。
茶園のマネージャーさんとは、紅茶の話だけにとどまらず、マネージャーさんと私の家族の話など沢山お話をして、とても充実した2日間になりました。
そして紅茶工場と茶園を訪問させて頂き、2023年クオリティーシーズンの茶葉の買い付けもしてきました。
私が訪問したのが2023年8月末でしたので、ちょうどウバ茶のクオリティーシーズンに訪問でき、とてもラッキーでした!
こちらのUVAの茶園では、今のマネージャーさんになってからクオリティシーズンの茶葉の生産で何度もプライスレコードを更新しているそうです。
今回は、バンガローから紅茶工場へ訪問し、茶葉のテイスティングをさせて頂いたブログになります。
どんなに美味しいUVA(ウバ)の茶葉に会えるか、紅茶工場を訪問する前からワクワクドキドキでした!
少しの間お付き合いください。
世界三大銘茶ウバの場所や特徴
UVA(ウバ)は、スリランカの中央山岳地帯の東側に位置します。
標高1800m位の高地にある地域で、ハイグロウンティーになります。
ウバ茶にはクオリティシーズン(7月~9月頃)があり、その短い期間にできるウバ茶は刺激的な風味が独特で世界でも人気を集めています。
UVA(ウバ)の紅茶工場訪問
マネージャーさんの車で、バンガローからウバの紅茶工場まで連れて行ってもらいました!
車を降りると、プランテーションの子供たちと工場で働くスタッフの皆さんが、たくさん待っていてくれました。
私の足をプランテーションの子供が手で触り、ご挨拶が始まりました。
日本では体験しない挨拶なので、この行動に少し驚きで動揺してしまいました。
調べてみると、足を触るのは目上の人に敬意を表すヒンドゥー教の挨拶だそうです。
なんだか申し訳ない感じで、私まで一緒に途中までしゃがんでしまいました。
工場の入り口では、額に赤い色のビンディをつけて頂きました。
とても 神聖な気持ちになりました。
さっそく紅茶工場の中に入ります。
萎凋の工程です。
KANDY(キャンディ)の工場の萎凋工程と香りが違います。
とても青々しく、なんて言うのか爽やか系の香りでした。
マネージャーさんの細かい説明を聞きながら、香りのことばかり考えていました。
紅茶を作る工程の風景はさほど変わりがないのに、萎凋の段階から個性がでていることがとても不思議でした。
茶葉は育った地域で摘まれた時から香りが違うのだな~。
ここでクイズです!
紅茶工場の床にこのような穴が開いています。
油断して歩いていると落ちてしまいそうな大きさです。
紅茶づくりで工夫されたこの穴は何でしょうか!!!
これはヒントになってしまいます!
正解は!
ローリングマシーン(揉捻)の上に萎凋された茶葉が直接落ちるための穴です!
紅茶工場によって違いますが、なんとも効率の良い仕事になりますね!
感動ものです!
萎凋は2階で行われ、1階でローリングマシーンにかけられるということです。
とてもシンプル!
余談ですが、他の工場ではエレベーターのような機械で茶葉を運んでいるところもありました。
UVA(ウバ)で2023年クオリティーシーズン紅茶テイスティングと買い付け
工場のテイスティングルームに入りました。
テイスティングルームに入った途端に紅茶のフルーティーな香りに包まれました。
マネージャーさんからスプーンを渡され、さあ!テイスティング開始です!
この工場のウバ茶は、葉が真っ黒に近く大き目なサイズです。
水色は真っ赤でとても深いカラーです。
私がどのお茶が好みなのか、いちいち風味の感想をマネージャーさん話しかけるので少し笑っていらっしゃいます。
紅茶のテイスティングは、もしかしたら、黙って静かにするものなのかもしれないと後で恥ずかしくなりました(笑)
私が気に入ってしまった茶葉をマネージャーさんにお伝えしました。
このお茶には新芽が多く入っているんだよ。とてもフルーティーで最高のお茶だと説明をしてくださいました。
私は即決で、このお茶を購入したいとマネージャーさんにお伝えしました。
今年2023年UVA(ウバ)クオリティーシーズンの茶葉と感想まとめ
ウバのクオリティーの特徴はといえば、メントールの独特の香りで刺激としばしば伝えられています。
しかし、自然に製造されたウバ茶は、茶葉の深い味と香りです。
鼻の奥に回ってくる香りが、青々しく深い爽やかさを感じます。
自然の香りなのでスーッと一瞬で消えてしまうものです。
いつまでも口の中に残らないので、もう一口飲みたくなるのだと思います。
ウバの中には、メントールの香りを強調するために着香しているものも存在するので注意が必要です。
3年前にウバ工場付近を通過すると強い香りで頭痛が起き、車から降りることが出来なくなりました。
なぜなのか不思議でしたが、後で人工的にメントールの香りをつけている工場が中にはあるということを知りました。
紅茶は嗜好品なので、お好みがあると思います。良い悪いと言いたいわけではありませんので、ご理解ください。
私は自然の香りのウバで育ったので、そちらの方が好みです。
今回買い付けをしたクオリティーシーズンのUVA(ウバ)茶は、人工的にメントールの香りをつけていない茶葉になります。
口の中で味を、鼻の奥で香りを楽しむことができます。
とても華やかなウバです。
私が感じた味は、メントールという表現ではなくフラワリー(何かの花のような)です。
直接紅茶工場へ行って茶葉のテイスティングをすると、美味しい紅茶に欲が出てしまうなと思いました。(欲張り)
2023年ウバは、ただいま船に乗っています。少し遅くてごめんなさいです。
日本に到着したらまたご報告させていただきます。
次回は、ウバのバンガローでの楽しい生活ブログです!
1件のコメント
スリランカ遠征から3ヵ月経ちましたか、でも昨日のことのように感じられるレポートです。いよいよ高地のウヴァ。私が数年前にスリランカを訪れた時にウヴァ地域のエッラまで鉄路も使って訪ねましたが、その時UVA茶など全く知りませんでした。Dimbula江ノ島にお邪魔するようになって少しずつ紅茶の知識が蓄積されています。
遠征の旅先茶園でのご経験は素晴らしいですね、とにかく直感でお茶の形、色、味、香などを瞬時に感じとっていける不思議な力には感心します。高級茶のUVAではなおさら必要な力ですよね。感じ取られたものをしっかり表現され茶園工場の方々に伝えられる事は工場スタッフの方々からの信頼も得られることに繋がっていくということですね、そしてその選ばれた茶葉が「江ノ島」にて味わえる❣️美味しい紅茶への「欲張り」を続けてくださいね。
その上で茶園に関わる様々な分野の方々との自然な触れ合いができる事は羨ましい限りです。次のレポートはウヴァ生活編ですね、楽しみですよ。バンガローから何が飛び出して来るのやら….
遠征計画立てて実際に行かれて本当に良かった〜熟慮する知性、決断する勇気❣️
今日、2024福箱を注文させていただきました〜UVA入ってるのかな⁉️