2023年紅茶専門店ディンブラのスリランカの旅で、紅茶工場を回っていましたが少し休憩でスリランカの家庭にお邪魔しました。
翌日に一番緊張する仕事が入っていたので、落ち着きがない私をみていたドライバーさんが考えてくれたのでしょう。
私たちのドライバーさんが、奥様の手作り料理でおもてなしをしてくださったのです。
「うちの奥さんは料理が上手なんだ!」と、嬉しそうに教えてくださいました。
家に行くと、ランチ用にスリランカカレーとお菓子を作ってくださいました。
家の入口には水に浮かぶ白い花が、美しく私たちを迎えてくれました。
美味しすぎたスリランカ家庭料理
ドライバーさんの家に到着すると、奥のキッチンから甘く美味しそうな香りがしてきました。
奥様がカレー用のクレープのような生地を焼いています。
日本のクレープと同じような焼き方でした。
フライパンで火を少し通す程度に焼きます。
私たちの胃が疲れていることを労わって下さり、カレーもカレーリーフとココナッツミルクで作られたスープのような物でした。
カレーとスリランカのココナッツで作られたふりかけと一緒にクレープで巻いていただきました。
これが不思議な美味しさで、パクパクと何枚か食べてしまいました!
がっいている私たちの姿をドライバーさんが見て嬉しそうにしています。
「もっと食べて!どんどん焼くからね!」
久しぶりの食欲です(笑)
「はーい!ありがとう!本当に美味しい!」
この写真は、ドライバーさんの家のダイニングで大きな扇風機に当たりながら食事をしている時のものです。
美味しすぎてスプーンが止まりませんでした。
スリランカココナツ入りパンケークとトフィー
食後に用意されていたのが、スリランカ菓子の代表でもあるココナッツ入りパンケークです。
パンケークの生地はしっとりしてとても柔らかく、中にはとても甘いココナッツが入っています。
ココナッツの食感(シャリシャリ感)と、甘くてほんのり塩の効いたパンケーク生地は、紅茶ととても合いました。
そして、ドライバーさんの家庭でブレンドしたカルダモンティーを淹れてくださいました。
この紅茶がまたまた美味しくてたまらず、図々しい私は2度もカルダモンティーを淹れていただきました^^
お皿手前にあるお菓子は、 前日から作ってくださったトフィーです。
サクッと口の中で溶けて、甘すぎずとっても優しい味にうっとりです。
日本で食べるトフィーとの違いは、キャラメル感が少なく自然の甘味で口の中でスーッと溶けていきます。
一口でパクリと口の中に入れて、その後カルダモンティーを流し込むの繰り返しでした。
止まらなくてどうしようと思っていたら、奥様が白いペーパーに包んで下さりホテルで食べなさいと持たせてくださいました^^
このペーパーは、後で調べてみたらワックスペーパーなのですね。
普段から使っているようで、キッチンに大きなラップ状のペーパーがありました。
初めて食べたスリランカのドドル
こちらはスリランカ菓子のドドルです。
私はドドルというお菓子を初めていただきました。
米粉とココナツミルク、クジャクヤシから作る蜜(ジャガリ)を3時間くらい煮詰めて完成するお菓子です。とても手間暇かかるお菓子です。
ドドルはプルンプルンしていて、日本のういろうや蒟蒻ゼリーのような食感でした。
とても滑らかな食感のなかに、カシューナッツがカリカリとはいっています。
脂っぽさがなく自然の甘さで、とても私好みのスリランカ菓子でした。
スリランカの家庭
すっかりお腹がいっぱいになり、庭に出て植物や野生の動物を観察しながらゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。
近所の人も飼い猫と一緒に遊びに来てくれました。
私の住む日本に限っては、あまりこういうことがないで親戚なのかなと思っていたら隣の家の娘さんが猫を連れて挨拶にきてくれたのです。
猫ちゃんも「この人たち初めて見るわ!」と言っているような…笑
もちろんですが、本当の親戚も集まって下さり初めてお会いしたとは思えないほど楽しい時間を過ごさせて頂きました。
久しぶりに優しい人たちに触れあって安堵の気持ちになりました。
まとめ
奥様の手料理から、ドライバーさん家族の優しさを感じました。
念願のスリランカのお菓子を作っていただきパワー全開になりました。
スリランカの手作りお菓子と紅茶をいただきながら、会話をしたり大笑いをしたり思い出に残る素敵な時間でした。
そして翌日。
本社へ行ってCEOにお会いした時「タイカサン?待っていました!会いたかったです。日本語少し勉強しました!大丈夫かな?」と話しかけてくれてました。
感動した私はオフィスのドアを開けた途端に、両手を前に出して小走りしながらCEOの名前を呼んで抱きついてしまいました。(緊張していたのはどこへ)
今までにないスリランカの人々の温かさに触れることが出来ました。
紅茶の仕事ができてとても幸せだなと心の中で思いました(*^^*)
まだまだスリランカ紅茶の旅は続きますのでもう少しの間お付き合いください。
それでは!
1件のコメント
スリランカでは一日中カレー食べてて飽きない理由がわかったような気がします。手間をかけてホッパー、アッパー、クレープを焼いていただける、心優しき方々の料理は何よりです。そんな気持ちにさせる遠征隊の素直なお人柄が全てです。ありのまま、皆さんの「地で行く」旅に茶園のマネジメント、ドライバーさんも偽りなしと感じられたのでしょう。
デザートのオンパレード、どれもこれも手が止まりませんね。
カルダモンを惜しみなく使ったお茶、さっぱりした生姜味かな。Dimbula でいただくジンジャーティーとは少し違いますか。Dimbula メニューに追加(あったかな)。
またスリランカを訪れたくなりました。