福建省紅茶紀行・・No.3
青空、快晴という日はなくて、武夷山の桐木村 「正山小種」紅茶を訪れたのも雨の中でした。 かなり強い雨でしたが、村に着いたとたん止んで 工場見学のときは傘もいらず、幸運です!
1630年、この村で世界最初の紅茶が誕生。
それを世に知らしめたのは中国の茶の大家 呉覚農先生~~~
正山は武夷山を表わし、小種は自生していて 少ないと言う意味。
24代目の江さんは、まぼろしの紅茶として一旦は 世の中から消えていた「正山小種紅茶」を復活させ、 今はフランス、ドイツ、アメリカ、イギリスにも輸出 しています。
日本でもラプサンスーチョンの元の紅茶として、 知名度が上がりました。 私が日本人として戦後2番目にこの村を訪れ、 2日間に亘って江さんと話、そのまぼろしの 紅茶を紹介したのは今から18年前のことです。 「二人の紅茶王」(筑摩書房)