こんにちは!
2024年8月スリランカの紅茶工場訪問で、私的に驚いたことがありました。
それは、ホワイトチップが茶葉のどこから作られているか、紅茶工場のマネージャーさんが実演で教えてくださいました。
紅茶工場のマネージャーさんに、
「タイカ!見てごらん。これはホワイトチップだよ。」
「ん?小さくて見えない。」
上の写真は、
マネージャーさんがテイスティングルームで、茶葉の中にあるホワイトチップを探して見せてくださっているシーンです。
これから私は、生まれて初めてホワイトチップがどの部分なのか知ることになります。
とても感動して驚いた瞬間でした!
今回はホワイトチップとシルバーチップの違いも見ていきたいと思います。
セイロンティーホワイトチップは茶葉のどの部分?
マネージャーさんの手の中にある葉っぱは、一芯二葉の一芯を茎から外したところです。
ホワイトチップになる部分は、一芯ではなくその中にある芯のまたその中の新芽なのです。
マネージャーさんの左手にある葉の芯の中の芯、とても小さくてベビーですが見えますか?
葉の上に小さく出ている部分がホワイトチップです。
「これだよ!」と見せてくださいました。
ホワイトチップになるこの部分は、1~2mm程の長さしかありません。
この部分を根気強く採取する作業、呼吸が止まりそうになります。
呼吸をしたら吹き飛んでしまうくらい小さいのです。
ホワイトチップの乾燥後と採取したてのホワイトチップです。
ホワイトチップは工場で、1カ月50kgほどしか製造されないとても希少な物です。
こんなにも大変な作業なので、逆に50kg出来上がるの?と驚きました。
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ホワイトチップの動画は『紅茶専門店ディンブラ』Instagramストーリーズ2024スリランカハイライトの中に入っていますので、良かったら覗いて見てください。
(ブログに動画を入れることが出来ないのでごめんなさい。)
とても感動する事間違いなしです!
ウバ(UVA)FBOPFEXSP茶葉と風味
FBOPFEXSP(エフビーオーピーエフエクストラスペシャル)には、ホワイトチップがたっぷりブレンドされています。
肉眼で見た時に茶葉が黄金色に見えました。
蒸らした茶葉は赤みかかかっています。
うわ~!うっとりする良い香り!
FBOPFEXSPの テイスティングをしてみましょう。
▢ 香り:淡いシトラス系で甘い香り。
▢ 味 :ものすごいトロミを感じ次にフルーティーな香りが口の中全体に
広がる。強い甘さの中に青い風味とキレが喉を通る。
セイロンティーシルバーチップ
シルバーチップは、シルバーチップの木が特別にあります。
シルバーチップの新芽の部分を採取して作った物です。
その木は紫色が印象的で、他の茶葉の木とは別の物だとすぐに分かります。
茶葉になったシルバーチップは白っぽく産毛がありふわふわな感じですが、茶木は強そうなイメージです。
そしてシルバーチップは、朝9時頃までに摘むそうです。
手前お茶の木がシルバーチップの木です。
紫色で葉は深い緑色です。
奥に広がる茶畑は、普通の茶木です。
シルバーチップを採ってみました。
葉が開く前の柔らかく白い産毛が周りについている芽です。
付け根のあたりが紫色です。
形状は針のような細いティップです。
シルバーチップのテイスティングをしてみましょう。
▢ 香り:ほとんど香りがありません。
▢ 味 :とろみを感じ紅茶工場によりほのかに香りの特徴が違う。
ホワイトチップとシルバーチップの違いまとめ
ホワイトチップとシルバーチップの違いは、収穫する茶木の種類が違います。
シルバーチップの場合は、シルバーチップの木があります。
ホワイトチップは普通の紅茶を作る茶木から作ります。
・ホワイトチップは新芽の皮を剥くと、芯が出てきます。その芯の中にもう1つ入っているとても小さな芽がホワイトティーになります。(葉を2回剥く感じ)
気が遠くなりそうな作業です。
・シルバーチップはシルバーチップの木の新芽の部分から作られています。
シルバーチップの茶木から紅茶を作れるのかどうか、とても気になるので紅茶工場のマネージャーさんに聞いてみました。
「作れるが、シルバーチップの茶木が少ないから作らないよ。」とのことでした。
確かに少ないので普通に茶摘みをしていては、シルバーチップの生産量が益々少なくなってしまいますよね。
シルバーチップとホワイトチップどちらも、そのまま飲むのではなく美味しい茶葉とブレンドされ一緒になった時に、香りと味が高級感を増し贅沢で希少な紅茶が生まれるのではないかと思いました。
私は、できたてのFBOPFEXSPを飲んで以前にも増してセイロンティーの魅力に吸い込まれたのです。