スリランカへ行くと露店のフルーツやミーキリなど少し立ち寄って
食べることが楽しみの1つだ。
露店で販売しているものでお気に入りをご紹介したいと思う。
今回は、コロンボからウバ(UVA)へ行く道沿いに出会った美味しい食べ物たち。
ドライバーさんが、「ミルクジュース飲む?」と、気を使ってくれたので、
ミルクジュースとはなんだ?興味がわき始めた私は、YES!と返事をして
車の外に出てみた。
素焼きの器がたくさん落ちている中、小ぶりの黒いワンちゃんが
昼寝から目を覚まし、のびのびして挨拶してくれた。
可愛いので触りたくなるが、野犬かもしれないので念のため
アーユーボーワン!と言って挨拶のみ。
「ん?これがミルクジュース?」
ホテルの食事でよく見るミーキリに似ている。
素焼きの入れ物に入っているのは、やはりミーキリだった。。
スリランカの水牛で作られているヨーグルトをミーキリという。
素焼きの器が小ぶりだと思って受け取ったが、ずっしりと重い!
ミーキリには、クジャクヤシの花の蜜から作られる(キトゥルハニー)がたっぷりかかっている。
キトゥルハニーも、すごく濃厚!(濃厚のような気がした)
私の中でのミーキリのイメージは、もう少しチーズっぽい香りと
歯ざわりもザラザラで、キトゥルハニーの甘みとミーキリの味のバランスが微妙だなと思っていた。
しかし、この露店で食べたミーキリは、口当たりまろやかで香りにクセがなく、
喉越しさっぱりだが濃厚で全てのバランスが絶妙で思わず、「美味しい!」と口に出していた。
私がパクパク食べる姿を、ドライバーさんが微笑ましく見ていて、
「このミーキリは新鮮だから美味しいんだよ」と教えてくれた。
新鮮なミーキリは、臭みがなくとても美味しかった。
スリランカで好きな食べ物が増えて嬉しい。
新たな発見をしたと思いながら、私たちの車はウバの茶園へ向かった。
今回、ウバへの滞在は日帰りだったため、夕方頃コロンボへの帰路についた。
本当はウバのマネージャーさんのいるバンガローに泊まりたかったのだが、
かなりタイトなスケジュールだったのでそれは叶わず。
コロンボに向かう道中で、ドライバーさんがお茶休憩しないか?と提案してくださった。
スリランカの道中でのお茶休憩といえば、結構甘めのミルクティーを飲むことが定番だ。
前にスリランカに訪れた時は、露店の番台さんがティーポットでミルクティーを淹れてくれたことを思い出していた。
わくわくしながら路肩の休憩できるお店に向かった。
そのお店にあったのはなんと!!
ネスカフェの機械じゃないか!
私の中でスリランカでの旅の途中で飲むミルクティーと言えば、
ちゃんとしたティーセットで飲むのが一般的だと思っていたのだが、それは昔の話だったみたいだ。(2020年頃)
カップ一杯分のミルクティーをドライバーさんから受け取り、飲んでみるとビックリした。
それはとんでもなく甘いミルクティーだった!
以前飲んだものとは比べ物にならないほど、甘くて思わず目を見開いてしまった。
人間というものは、ここまで甘いと眠かったはずの頭が一瞬で覚めてしまうのも驚きだ。
今になると、この甘いミルクティーもスリランカの楽しい思い出になった。
ドライバーさんの優しいお気遣いで、山中にある露店は意外と美味しいスリランカンフードがあるのだなと、今回の旅で知ることが出来た。
今まで露店で食べたものは、フルーツだけだったため、とても新鮮で楽しいウバの旅になった。
旅の思い出に、スリランカの露店で美味しいフードを探してみてはいかがでしょうか。