7月のスリランカ紅茶紀行・・・No.3

7月のスリランカ紅茶紀行・・・No.3

ジェームステーラーの茶園・ルーラコンデラ 何度訪れてもここだけは特別な気持ちになります。16歳でスコットランドを旅立ち、17歳からセイロン島で生涯を送ったジェームステーラーの茶園です。ルーラコンデラは雨でした。さすがに今回だけは急な坂道を登らなければならないテーラーのログキャビンには行くことが出来ないと思いました。 ランジットさんの顔をみて、「無理だねー」・・・と言ったら、 「行くだけ、手前にだけでも行ってみましょう」と前を見ています。険しい顔でした。激しい雨だったのです。ところが、20分ほどかけてやっと登り切ったところで、雨があがってきたのです。しかし、今度はすごい霧、5メーター先も見えないほどです。 数百メートルほど徒歩で行ったところに、テーラーの居住した跡(ログキャビン)があります。そこに行ったときには雨は上がり、うっすらと霧で包まれていました。なんとも幻想的!霧の中からテーラーが出てきそうな雰囲気です。。。。。 そして、テーラーが座って紅茶や故郷に想いを馳せたテーラーのシートに向かいました。。。 本来は180度のパノラマで、茶園や遠くの山々、ジャングルが見渡せる素晴らしい景色なのですが、霧に包まれています。誰も文句を言うことなく 霧の向こうに目を向けていました。 ところが、不思議なことに頬に風を感じ、急に霧が晴れてきたのです、ほんの数分のことでした。 映画を見ているような、マジックにかかったような、カーテンが開かれるように太陽の光がスポットライトになって、茶園、ジャングル、山々が次々に現れてきたのです。。。感嘆の声、感動の声、何の力かわかりませんが、 何かに感謝したくなるのです。余りにも劇的な情景に胸がいっぱいになります。。。。。 テーラーが迎えてくれたのに違いないのです。 「テーラー、日本からきましたよ!」 テーラーのシートで!ログキャビンの釜戸霧の茶園から茶摘みさんが歩いてきた霧の中で
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