久しぶりにお会いしました・・
昨日、夕方突然来てくださったのが京都の丸久小山園の小山さん。 もう~、25年来のお付き合いです。 300年以上を誇る抹茶を専門とする老舗です。 初対面は今から25年も前のこと、忘れもしない会話でした。
取材のために見学をさせていただいたときのこと、丁度、新茶の 製茶時期で工場はすごく忙しい季節でした。 それなのに沢山のお客様に丁寧に説明をされ、お茶の先生たちを お招きしていました。
一番印象に残ったのは 「日本の伝統文化の茶道の中で、われわれも歴史を積み重ねて きました。しかし、抹茶もお茶の材料の一つ、これから未来に 向かって、このすばらしい素材を多岐に亘って活用していきたい」 それから抹茶はアイスクリーム、お菓子、料理、ソフトドリンクと 幅広い分野に使われるようになりました。 歴史と伝統が素材の信頼感を作り、馴染みのある風味が進化 したものです。
それを教えてくれたのが小山さん、私の紅茶も小山園さん の工場の碾き臼で、ミクロの状態に挽き、お菓子の材料や クリームの中に使えるよう作ってもらっています。 最初は、抹茶の中に黒い紅茶の粉塵が混じると困るとのこと、、。
それを、わざわざ隔離したコーナーを作り、紅茶のパウダーを 作ってくれています。 このパウダーでないといいクリームが作れないと言ってくださる お菓子メーカーもあります。 紅茶もいろいろな人たちに支えられて進化しています。 3年ぶりにあっても、先週あったかのような親近感でした。 生涯、大切な知人です。