チベットのバター茶
丁度チベットのバター茶について原稿を書いていました。
この絵は、今から十数年前にダージリンに行った時、
ダージリンの街で画家の家を訪ね、既に亡くなった画家の
奥さんから買い求めたものです。
バター茶を飲んでいる男性像ですが、このバター茶のカップ、
いまでも使われている形です。
少し平たくなっていて、直径は10センチほど、
木製が多いのですが、このように焼き物で出来た高価な物も
あります。
団茶を鍋や夜間で煮出し、それに発酵バターと岩塩、さらに牛乳を入れて
大きな竹筒(トンモ)で撹拌して作りました。
何度か飲みましたが、何回飲んでも、味に慣れません。。。。
でも、飲食の文化は他の民族には分からない懐かしさや、
おいしさが隠されているのです。
日本人がその土地の味噌汁の味に執着するようなものです。。
この原稿、今年の秋から始まる「タカナシ低温殺菌牛乳」の
パッケージコラムで紹介する予定です。