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2025年新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます! 今年は江ノ島の海へ行き初日の出を見に行ってきました! こんなにお天気の良い初日の出はとても久しぶりだったと思います。 寒さを忘れるくらい美しく力強く感じました。 2025年も紅茶専門店ディンブラを宜しくお願い致します! 皆様にとって素晴らしい1年になりますように。 紅茶専門店ディンブラ 店主 磯淵泰果
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私がティーマスターになるまで⑤ブレンディング(後半)
前回④の続きから 先生から「ブレンドできたらこれにフレーバーのエッセンスを2種類加える。好きなの嗅いで選んで。」と言われた。 私はえ?フレーバー?これに付けるのか?と思った。 せっかく様々な種類でブレンドをしたのに、2種類のエッセンスも入れたら元のハーブやスパイスの良さが消えてしまうのでは?と不安が募った。 そんな私の不安をよそに、先生が早く選べと言わんばかりにこちらを見つめてきた。 私は、ハーブの系統に合わせたオイルを選び、エッセンスの混ぜ方を教えて頂いた。 エッセンスを入れるときも同様に計算するらしく、多く入れすぎると素材の味が無くなるとのこと。 先生には今回の授業を通して、私が人工的なフレーバーが苦手ということを周知してもらっていたから、何も言わずとも「これも授業だから我慢してくれ」と先に言われてしまった。 私は苦笑いしながらエッセンスを混ぜ合わせた。 エッセンスが全体に馴染むまで2日はかかるらしく、その場でテイスティングは出来なかった。 テイスティングしないと聞き、安心していたのは束の間だった。 先生が紙の上に数種類の茶葉を広げ出した。 「今度は、この茶葉にフレーバーを付けてみよう。好きな3種類のフレーバーを選んでくれ。」 と、先生が数十種類のフレーバーエッセンスの原液を目の前にして仰った。 「このフレーバーエッセンスもちゃんとテイスティングしてみなさい。」と いたずらっ子のようにニマニマと笑った先生がいた。 私はえー!?っと思い、びっくりしてこの原液を?と、まじまじと見てしまった。 すると先生は、 「本物のフルーツ果汁や植物のオイルを使用しているから、 そんなに変な味はしないぞ。...
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私がティーマスターになるまで④ブレンディング(前半)
この日は、茶葉のブレンディングの授業を受けた。 セイロンティー(スリランカ紅茶)のみのブレンドティーと、ハーブやスパイスを使用したブレンドティー作りだ。 紅茶専門店ディンブラでもオリジナルブレンドティーを作っている。 紅茶の仕事で大好きな分野のひとつだ。 紅茶の本場スリランカではどのようにブレンドティーを作っていくのだろうかと考えると、とてもワクワクする授業だった。 まず最初に、先生が既に用意していてくれたテイスティングボウルには、 紅茶専門店ディンブラで現在使用しているスパイスやハーブが多かった。 それもそのはず! スパイスはスリランカから輸入しているから、見慣れているのかと気が付いた! しかし、スパイスやハーブをセイロンティーのテイスティングと同様に、 長く濃く抽出したものをテイスティングしたのは初めての体験だった。 先生から「じっくりテイスティングをしてみなさい。そしてタイカが感じた味、香りの特徴を紙に書いてくれ」と言われた。 ひとつひとつ抽出された液体の色、香り、味をテイスティングで確かめていき、 ゆっくり丁寧にテイスティングをおこなった。 すると今まで感じたことのないハーブやスパイスの強さがあることを知った。 全てのテイスティングをおこなった後、 先生から「よし!これからタイカの創造力でブレンドティーを作ってみよう。」 「ただし、ハーブやスパイスを選ぶときは自分で感じたメモを見ながらやってほしい。二度目のテイスティングは無しでやってみよう。」 とニマニマと先生が笑っていた。 どのハーブとスパイスを使用するのか、主体となるハーブをまず選んでみたり、アクセントに使えるスパイスを選んだり自分で考えるのがとても楽しかった。 普段、お店でブレンドティーを作る時は、ハーブとスパイスだけでなく紅茶(セイロンティー)を一緒にブレンドしているため、ハーブとスパイスだけでブレンドティーを作るのがとても新鮮だった。 ...