こんにちは!
ご報告がかなり遅くなりましたが、
少し前に本年度のクオリティーウバの
買い付けが終わりました。
今年もウバのクオリティーシーズン(7月〜9月)の買い付けが無事に終わりました。
ここ数年地球規模の異常気象で、クオリティーシーズンがずれて来ている感じですね。
今年のウバ茶も、工場から2回送っていただきました。
私はいつも先走ってしまうので、7月後半にはソワソワし始めて、
クオリティー来たかどうかスリランカへ連絡しました。
「まだだよ。茶葉できたら送るから待っていてね。」と、言われたにもかかわらずまた痺れを切らせてスリランカへ連絡してしまいました。
もう、私のこのどうにもならないしつこい性格を皆さまご存じみたいなのですが、
連絡くれると言われたのに、しばらくすると連絡してしまう悪い特徴はなかなか矯正できません(笑)
はい、また連絡してしまいました!
話がそれてしまいましたが、
そんなことで、ウバ以外の茶葉と一緒に、どうにか作っていただいた茶葉のサンプルを送ってくださいました。
とても美味しいウバでしたが、クオリティシーズンの物にしては少し違うかなと
感じたので、勇気を出して求めている物とは少し違うことをお伝えしました。
(私が仕入れるウバは、人工的なメントールの着香を一切していない自然の風味を大切にした茶葉なので、とても本来の茶葉の風味が繊細になります。)
お伝えさせていただいたら、「実はまだクオリティーシーズンがまだ来てないんだよ。
やっぱりタイカには騙せないね」と言われ、
これからもっと良い物を作れるからもう一度待つように言われました。
スリランカの高地にあるウバ地方は、9月もまだ雨が続きます。
その合間に訪れる晴れの日が続くと、香り高い茶葉を育ててくれます。
天候のわずかな変化が風味を大きく影響する特別な時期に作られるのが
クオリティシーズンのウバです。
よし来た‼
良い物を作ったからサンプルを送るよと連絡をいただきました。
到着まで1週間ほど待ちました。
その間も、ふとした時にサンプルどこまできたのかな?なんて考えたりしてしまいます。
紅茶専門店ディンブラの営業中に郵便局のバイクの音がしました。
あ、サンプルだ!
店の営業中ですが、カウンター席が空いていたのでテイスティングカップを並べます。
新茶が入ったパッケージを開けたとたんに、甘い香りが鼻の中に入ってきました。
ウバでこんなにも甘い香りは初めてかもしれません。
テイスティングカップにお湯を注いでいきます。
お湯を注いでいる時から香りが上がってきました。
喉を通った後に自然のスーッとする刺激があります。
テイスティングが終わるとすぐにスリランカへ連絡し、
茶葉を決めたことを報告しました。
例年通り雨の日が多いシーズンでしたが、その合間の貴重な晴れ間に丁寧に作られた茶葉です。
すっきりとした清涼感を、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
これからスリランカを出ます。
入荷は少し先になりますが、到着次第ご案内いたします。